花を育ててみよう!レゴを使った日本語レッスン

今週、小学生向けに花や木に関するレッスンをしました。
でも言葉を覚えるだけではつまらないのでひと工夫。レゴが好きでレゴブロックを持っているとのことだったので、今回はレゴを使うことにしました。

お寺のおしょうさん

最初にいろんな花の写真を見て、「何色?」「どの花が好き?」などの会話をした後、「お寺のおしょうさん」の手遊びをしました。

お寺のおしょうさんが、かぼちゃの種をまきました

芽が出て ふくらんで 花が咲いて じゃんけんぽん!

じゃんけんの楽しさもあり、「もう1回!」という気持ちになりやすいです。
数回繰り返すうちに、「種をまく」「芽が出る」「花が咲く」という表現も身につきますね。

レゴで花を育てる

次はいよいよレゴの出番です。
最初に私が見本を見せ、次に子どもが作ります。制作時間は5分ぐらいです。

①たねを まきます。

レゴ基礎板の上に茶色4ポッチのレゴ

②みずを やります。

③めが でました!(茶色の紙は土です)

④さらに みずを やると つぼみが つきました!

⑤そして いよいよ・・・

はなが  さきました!

制作が終わったら・・・

子どもの作品を見ながら会話します。好きなところ、難しかったところ、大人が見ていいなと思うところなど、いろんな角度から話ができると思います。最後に一緒に写真を撮ってもいいですね。

おまけ:木を育てる

根っこ、幹、枝、葉っぱ、花の順序で木を育てます。
立派な木に育ちました!

レゴを使うときのヒント

  • 先生と同じものを作らなくてOK。自分が作りたい花や木を作る。
  • 手持ちのレゴで工夫して作る。色が足りない時は他の色を使ってみるよう促す。
  • 花が育つプロセスをレゴで体験するイメージ。作る順序は花が育つ順序。木は根っこから幹、枝、葉へ。
  • 制作中に無理に日本語の練習を挟まない。「芽が出たね!」「次は何かな〜?」など自然な会話を心がける。

日本語のレッスンにレゴを使うと、子どもはレゴが楽しくて無言になるかもしれません。大人は日本語を覚えてもらわなきゃと「これは何ですか?」とか「葉っぱは何色ですか」と質問しがちです。でも、ここで大事なのは場面にあった言葉がけ。意味のない問いかけをしてしまうと、子どもは制作を止めたり考えていることを中断しなくてはなりません。でも場面にぴったり合った問いかけなら、子どもは喜んで話してくれます。子どもの反応を見ながら声かけをしていくといいと思います。また、今回のように活動をしながら学んだ言葉は子どもの記憶によく残ります。

外に出なくても、土や種を用意しなくても、レゴがあればおうちで花や木が育てられますね。どんな花や木ができるかな?ご家庭でも楽しんでみてください。

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